みなさんの中にも、運動を始めたい、食生活を見直したい、勉強習慣を身につけたいと思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。そんな「やりたい習慣」と「やめたい習慣」について、学生さんと社会人の方々にアンケートをとってみました。

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やりたい習慣

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482人のアンケートの結果を見てみると、全体では平均5.6個の「やりたい習慣」があり、よく眠ること、運動・スポーツ、健康的な食事が特に人気がありました。ただし、これまでに挫折した習慣も平均4.0個と多く、習慣づけの難しさを感じている人が多いようです。

学生の皆さんについて見てみると、平均5.1個の「やりたい習慣」があり、よく眠ること、お金の管理、運動・スポーツ、そして勉強への意欲が高いことがわかりました。

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やめたい習慣

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「やめたい習慣」については、アンケートに答えてくれた方々は平均して4.0個持っているようです。中でも多かったのが、先延ばし、夜更かし、SNSの見過ぎでした。

学生のみなさんに絞って見てみると、平均4.0個の「やめたい習慣」があり、やはり先延ばし、夜更かし、SNSの見過ぎが上位に。特に興味深いのは、多くの学生さんが「先延ばしをなんとかしたい」と感じていることですね。

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習慣が難しい理由

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私たちは普段の生活の中で身につけてきた習慣が、日々の行動に大きな影響を与えています。そのため、長年続けてきた行動パターンを新しく変えていくのは、なかなか難しいものなんです。

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脳の性質

私たちの脳は、安全で心地よい状態を好む傾向があるんです。だから、新しいことにチャレンジしたり、今までと違うことをしようとすると、ちょっと抵抗を感じてしまいます。習慣を変えるということは、脳の慣れ親しんだパターンを少しずつ変えていくこと。でも、習慣で意識せずに自然と行動してしまうので、意識的に変えていくのは簡単ではありません。


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目標設定の問題

新しい習慣を始めるとき、目標の設定はとても大切ですね。でも、あまり高い目標を掲げすぎたり、「頑張る!」という漠然とした目標だけだと、なかなか続けるのが難しくなってしまいます。目標が高すぎると「やってみよう」という気持ちが萎えてしまいますし、曖昧な目標だと「今日は何をすればいいのかな?」と迷ってしまいがちです。


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結果への執着

習慣化には時間がかかるものなんです。でも、つい「すぐに結果が出ないかな」と期待してしまいがちですよね。なかなか成果が見えてこないと「やっぱり私には向いてないのかも」と思ってやめてしまうこともあります。でも大切なのは、短期的な結果を求めすぎないこと。習慣化は、時間をかけて育てていく過程です。


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やる気への依存

習慣化を「やる気」だけに頼るのは難しいかもしれません。というのも、「やる気」って日によって上がったり下がったりするものですよね。大切なのは、「これって私らしいな」と感じられる行動を選ぶこと。そのためにも、まずは自分が大切にしたいことや目指したいことを見つめ直してみましょう。


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本当にやりたいことを選ぼう

新しい習慣を始めるとき、それが本当に自分がやりたいことなのか、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。周りの人からの期待や、最近流行っているからという理由で始めようとしていませんか?心からやりたいこと、楽しめることでないと、続けていくのが難しくなります。

大切なのは、その習慣が自分の人生にとって意味のあることと実感できることです。